いきなりですが、髪の毛って治ると思います?

トリートメントで手触りを良くしたり、栄養補給する事はできますが治る事はありません。
じゃあなぜトリートメントをするのか?
ダメージの進行を食い止める為です。繰り返しカラーやパーマをするために避けては通れない道、トリートメントとコンディショナーの違い、用途について見ていきましょう。
洗い流すタイプのトリートメント(インバス)
インバストリートメントは一番効率よく栄養を髪に補給することができます。
栄養を髪に補給するのはトリートメントの役割。
モノにもよりますが綺麗なしなやかな髪に必要な
- コラーゲン
- ケラチン
- アミノ酸
- CMC
は主にこのインバスタイプのトリートメントで補えます。
家でケアをする場合、このインバストリートメントがとても重要になります。
シャンプーの後にトリートメントをつけるのですが、この時に注意して頂きたい事があります。
水をなるべく搾ってからトリートメントをつける。
これだけで浸透率は変わります。
そして時間を置く。
美容室でトリートメントした事ある人なら分かると思いますが、時間をおいて暖めるタイプが多いです。
これも髪への浸透率を高めるため。
あとはつける箇所にも注意が必要。
根元の髪の毛は生えて間もない髪の毛なので栄養を与える必要はありません。
それに根元につけると洗い残しが起こりやすくなり、ベタベタします。
なので髪の毛の中間部分から毛先にかけて。
特に毛先は一番古い箇所なのでしっかりとつけます。
コンディショナーとはなんですか?
コンディショナーとは髪の外側に膜を作る薬です。
髪の毛にはそれぞれ5%しかない皮脂膜というものが存在します。これらは髪の周りをコーティングしており、この5%が無くなるだけで髪の毛がパサパサになってしまう、とても重要な物質です。

つける事によって中に浸透したトリートメントを流出させにくくする役割があります。
ですので順番はインバストリートメント →コンディショナーとなりますね!
コンディショナーは基本的にトリートメントよりも安いです。
市販のモノはほぼ栄養成分が入ってません。栄養を補給できません。
コンディショナーがトリートメントよりも安い理由はこれですね。

洗い流さないトリートメント(アウトバス)
アウトバストリートメントはお風呂から上がって、乾かす前につけるトリートメントです。
栄養補給よりも手触り、質感を整えます。
更には
- 髪の膨らみをおさえたり
- 艶を出したり
- 乾燥や湿気などからも守ってくれる
とっても便利なトリートメント。
スタイリング剤としても使えます。
極少量を手のひらに伸ばし均一に毛先につけます。
オイルタイプ、クリームタイプ、乳液タイプなど様々な種類がありますが、自分の髪と相談して決めましょう。
オイルタイプはパサつきを抑え、乾燥毛や広がりが気になる人向け。
クリームタイプは若干の栄養補給と艶をだし、髪の毛をより綺麗に見せたい人向け。
乳液タイプはサラサラした質感でベタつきにくい、ボリュームが出にくい髪が細い人向け。
大まかな選び方ですが、僕はこれを基準に使うアウトバスを決めています。
しかし今はたくさんの種類があるので必ずしもこれらが当てはまるとは言えません。

オイルタイプであるにも関わらず、ベタつきがなくサラサラとした質感。そしてパサつきも抑えられる。
万能薬みたいなトリートメントです。
結局どのトリートメント、コンディショナーがいいの?
シャンプーのように明確にこれが良い!ってのは選べないです。
シリコン入りでいいのか、オーガニックがいいのか、オイルタイプがいいのか、浸透しやすいのがいいのか…
これは使う人の髪質や、生活スタイル、美容院でよくするメニューなどを元に考えた方が良いです。
トリートメントは使ってすぐに効果がでるものではありません。
続けて使う事によって効果がでてきます。
ただし、1回で最高の手触りになるものはシリコンでごまかしていることがあります。
まとめ
ドライヤーや紫外線、日常生活の上で髪が傷む原因はたくさんあり、当然髪の脂質や水分のバランスは変わっています。
これを毎日整え、補給することが大切です。
化粧はその日に落とし、お肌のケアをしますよね。髪も頭皮も一緒です。
汚れはその日に落としてしっかりとメンテナンスをしましょう。
- 一度傷んだ髪は元に戻らない!食い止める事は可能!
- 洗い流すトリートメントは一番栄養補給ができる!
- コンディショナーは保護するのみ!
- 乾かす前につけるトリートメントは艶、質感重視!
- 全て髪の中間から毛先につける!
